ミナト君がゲイだと知ってからも、私とミナト君は特に変わらない毎日だった。


毎晩21時30分になると、私はミナト君の玄関のインターホンを鳴らして一緒に通勤した。


そんなある日のこと。


バイトから帰って、すっかり暑くなった室内を冷やそうとエアコンにスイッチを入れた時だった。


「ん?」


あれ?


おかしい。


エアコンの反応がない。


リモコンの電池が切れたわけでもなさそうだし。


え、うそ。


もしかして…。







壊れたーーー???