ゆっくり休みたいところだけど、まずは溜まりに溜まった一週間分の洗濯物を洗って干し、窓を開け、部屋の掃除を開始した。


かなりホコリだらけになっていた。


美菜ちゃんがいた頃はさすがに汚い部屋には呼びたくなかったから、わりとこまめに掃除をしていたんだけど。


この頃は面倒でほとんど出来ていなかった。


「あーこれ、どうしよう…」


カチッと、掃除機のスイッチをオフにする。


キャビネットの横に明らかに掃除の邪魔になる大きな紙袋が二つ。


誕生日から随分時間が経つのに、俺はどれひとつプレゼントを開けていなかった。


欲しいものがあれば、お店の子達にあげてもいいと俺は思うんだけど。


壮真君がそれじゃあプレゼントをくれたお客さんに失礼だと、必ずもらったものは全て自分で持って帰るように言われている。


とりあえず、開けないとね。


ちゃんとお礼も言わないといけないし。


とりあえず上にあるものから、順に開いていくことにした。