トレモロホリディ

熱…。


なんてタイミングが悪いんだろう。


どうして。


こんな日に限って…?


「それはそうと、美菜ちゃん。

アイツがめぐるちゃんに会いに行くって知ってたなんて。

どういうこと?」


「え、どういうことって?」


「どうして行かせたんだよっ」


「え?」


「アイツのこと、好きなんでしょ?


なんで引き止めないんだよ!」


壮真君が頬を膨らませて、腕組みをする。


なんでって言われても…。


「あ、えと…。

め、めぐるちゃんから湊君に電話があったんだけど。

彼女、会いたいって言ったらしくて。

湊君、一度は会っておこうかなって言うから。


湊君がそう言うなら…。


私は止める権利ないでしょう…?」


私がそう言うと、壮真君はひどく呆れた顔した。