トレモロホリディ

湊君は枕に顔を埋めて、目を閉じている。


私もうつ伏せになって、そんな湊君をじっと見つめる。


枕の下に両手を入れている湊君。




その手に…。



触れたいな…。



いつもならどさくさに紛れて、


軽く触れたりするんだけど。


なんだか今日は、


それがためらわれてしまう。



湊君が目を閉じたまま、はぁと息を吐く。



その直後、



ゆっくり目が開いて。



じっと見ていた私と、



バチッと視線が絡み合ってしまった。