「そう…だね。

受けるだけ、受けてみようかな?

人生を諦めるには、まだ早いよね?」


「そうだよ。その意気だよ。

俺、出来る限り協力するよ。

髪型や服装だって、受付にふさわしいようにしてあげるし」


「えっ、ホントに?」


それは、すごく心強いかも。


「見た目って重要な要素だよ。

俺だって金髪とピアスにしたから、あの世界に入れたんだ。

まずは見た目からその気になるんだ。

やって出来ないことはないよ」


湊君がそう言ってくれると、なんだか勇気が湧いて来るから不思議。


一人だったら、とてもそんなことチャレンジしようなんて思わないけど。



湊君が、見ていてくれるなら…。