トレモロホリディ

寝る準備も整い、湊君の部屋に行くと、湊君はすぐにベッドにゴロンと横になった。


私もベッドの上に腰を下ろす。


「はー。マジでビックリしたー」


「ん?」


「見たよ。評価と感想」


「すごかったでしょ?」


「うん。

公開して早々感想が付くとは思わなかった。

しかも、星5つって」


「めちゃくちゃ褒められてたでしょ?

だから言ったじゃーん。

素敵な絵だって」


かっこいいです、お洒落です、素敵な色使いですって。


ベタ褒めされてたよね。


「すげー嬉しかった。

そんなふうに言ってもらえるなんて。

やべー。

興奮して眠れないかもー」


そう言って湊君は、ぎゅーっと布団に巻き付いた。