千日紅~永遠のキズナ~

やっと落ち着き、ご飯を食べる。


「珠愛、明日は遅刻すんなよ」

「なんで?」


遅刻なんて、他の生徒だってしている。


「明日からテストだろ」


康樹が呆れたように言う。


「知らなかった」

「珠愛、最近学校に来てねぇもんな。うちの学校、遅刻しようが授業出なくてもなんも言わねぇけど、テストだけはうるせぇから」


そうなんだ。


「今年も追試で、夏休みは学校に出ないといけねぇな」

「お前はいつでも、理事長室で寝てるだけだろ」

「ひでぇな。俺だって仕事してますよ~」


3人は仕事の話をし出したので、あたしはご飯を食べ終え、自分の部屋に向った。