千日紅~永遠のキズナ~

玄関のドアを開けると、靴が2つある。


ホントにあの2人は、、、


「また来てる」

「あいつら勝手に家に入ったのかよ」


康樹はいつものことのように言う。


「「おかえり~」」


リビングでくつろいでいる、トシちゃんと恭ちゃん。


「珠愛、警察に連絡しろ。泥棒が居るぞ」

「おいおい。なんだよ、その扱い。てか、盗まれて困るもんもねぇだろ」


トシちゃんが康樹に言う。


「うちにも年頃の子が居るからね」


康樹の言葉にトシちゃんと康樹がこっちを見る。


「「ないない」」


2人で顔を見合って、そんなことを言う。


悪かったわね、色気の一つもなくて。