千日紅~永遠のキズナ~

あたしはイラッとして、康樹に蹴りを入れる。


それをいとも簡単にかわされてしまう。


「ホント、暴力的で怖い女だね」

「自分だって、手が付けられないくらい荒れてたくせに」

「あれは反抗期だ。反抗期なんて、誰にでもあんだろ」


反抗期って、、、


あれが反抗期だっていうなら、世の中終わっていると思う。


康樹がヤンチャしてた時期の強さは異常だ。


傷一つ作ってないのに、服や腕は血だらけだった。


トシちゃんや恭ちゃんが「康樹を止める俺らの方が怪我する」と、文句を言ってたし。


「あんなの反抗期なんて言わないわよ」

「はいはい」


そんな思い出話をしていると、家に着く。