むしろ、あの学校で族に入ってない奴を探すほうが難しいんじゃないだろうか。


「でも、なんで雅樹が副総長なんだ?あいつなら、頭張れるだろ」


あたしも同じことを思った。


やっぱり、あたしと康樹は兄弟なんだなっとふと思った。


「そこまでは、詳しく知らねぇよ」


トシちゃんでも、知らないんだ。


「まぁ、友達できてよかったじゃん。珠愛」


自分のことのように喜んでくれる、恭ちゃん。


でも、彼らは友達に入るのだろうか?


あさひや雅樹はともかく、、、


「どうだろ」


だから、あたしは恭ちゃんに曖昧な返事を返した。


そして食器を片付け、自分の部屋へと戻った。