千日紅~永遠のキズナ~

「お前らがお互いに潰しあって、勝った方を俺らが潰すつもりだったのに」


あたしは盛大にため息を溢す。


ホント、ごちゃごちゃとうるさい奴。


弱い犬ほど良く吠える。


犬じゃなくて、今回は狼か。


あたしはゆっくりと、黒狼に近付く。


ざっと、30、、、


いや、40人くらいか。


「ねぇ。ここまで仕出かしたんだから、楽しませてよね」


そう、笑顔で言い放つ。


それが、あたしの喧嘩の合図だった。


そんなあたしのことを、みんなどうな風に見ていたんだろうか?