千日紅~永遠のキズナ~

だから、、、


そんな蓮のことを超えたくて、蓮が作った千日紅を潰そうと考えた。


同じ暴走族として生きる蓮を倒して、葵くんは自分自身をちゃんと見て欲しかったんだ。


「でも、あんなことになるなんて思いもしなかった」


葵くんの誤算は、蓮が死んだこと、、、


「あれは事故だけど、事故じゃなかったんだよ」


そう、事故だけど、事故じゃなかったんだ。


だって、あれは仕組まれたモノだったから、、、


あたしの言葉に、葵くんは顔を上げた。


「、、、それって、どういうことだよ」


語尾が小さくなって行く。


それは、、、


「あの事故は、、、仕組まれてた」


あたしの言葉に、信じられない、と、言う顔をする。