千日紅~永遠のキズナ~

彼はあたしがジッと見てくる。


「なんですか」

「紅姫って言うわりには普通の子なんだなと思って」


この人もあたしのことを知っている。


「情報屋ってことは、あなたが蓮に紅姫のことを」

「いや。君が紅姫だってことは、蓮が俺に話したことだ」


蓮はあたしが紅姫だって、自分で気付いたってこと?


「君が来たってことは、蓮の奴、、、死んだのか?」


ミカゲは、悲しそうに聞く。


彼は、蓮とどういう関係なんだろうか。


蓮はミカゲに聞けって書いてあった。


それほど、蓮は彼のことを信用していると言うこと。


なのに、彼は蓮が死んだことも知らない?