千日紅~永遠のキズナ~

そこはいたって普通の高級マンションの様なところだった。


ここに、本当にミカゲという人は居るのだろうか?


あたしは言われた部屋番号のチャイムを鳴らすと、自動ドアが開く。


エレベーターに乗り、部屋に行くと、部屋のドアが開いた。


中は薄暗くて、何台ものパソコンの前に人がいる。


あたしはドアを閉めたが、部屋の中に入るか悩む。


「君が蓮の女?」


男はパソコンからあたしの方に視線を移す。


「、、、はい。あなたがミカゲ?」

「そう。俺は情報屋。とりあえず、中に入れば」


あたしは彼に言われたとおり、中に入ることにした。