千日紅~永遠のキズナ~

「倉庫に戻るぞ」


瞬はいつもの瞬に戻り、そう言うとバイクに跨る。


あたしもいつものように瞬の後ろに跨った。


心臓の音はまだ、ドキドキとうるさくて瞬に聞こえてないことを願った。


倉庫に着き、中に入るとあさひからグダグダと文句を言われる。


さっきの瞬のせいで、あさひの言葉なんて頭に入ってこない。


瞬はいつも通りにみんなに接していて、それがなんだかムカついた。


こんなモヤモヤな気持ちを誰にも言えない。


それは自分の気持ちが揺らいでるからかもしれない。


でもあんなことを言われて、瞬を気にしないなんてことあたしには出来なくて、、、


、、、あたしは、変な迷路の中に迷い込んでしまった。