千日紅~永遠のキズナ~

「不服そうな顔だな」


そんな怖い顔をして、言わないで欲しい。


瞬はバイクから降りて、あたしの近くに来る。


あたしは身構えてしまう。


「わりぃ、キツイ言い方して」


瞬は頭を、あたしの肩に乗せる。


行き交う人達は、チラチラとあたし達の様子を見る。


「しゅ、瞬?」

「珠愛がいなくなると心配なんだよ。お前、前科あるし」


前科って、犯罪者みたいに言わないで欲しい。


こないだのことは、あたしは何も悪くない、、、。