千日紅~永遠のキズナ~

「わかったから、あさひ」


雅樹はあさひの機嫌を取るために、チュッとキスをする。


それで、あさひは顔を真っ赤にする。


「あさひって、単純だったんだね」

「珠愛も、うっさい」


あさひは顔を両手で覆いながら言う。


「珠愛」


葵くんがあたしの名前を呼ぶと何か投げて来たので、あたしはそれを受け取る。


「誕生日、おめでとう。プレゼントだ。だから、さっきの言葉撤回しろよな」

「、、、ありがと」


突然のことで、どうすれば良いかわからず、とりあえずお礼を言う。