千日紅~永遠のキズナ~

「あんた達、素直に「可愛いね」とか言えないわけ?全く。ほら、あんた達出かけるんでしょ」


「行くぞ」


ヒロが言い、あたし達は家を出る。


「お邪魔しました」

「またね、珠愛ちゃん」


スミレさんはあたし達のことを見送ってくれた。


あたしはヒロの後ろに乗り、蓮の家を後にした。






珠愛ちゃんたちが居なくなり、蓮の仏壇の前に座るスミレさん。

「蓮、あんたが命がけで守った珠愛ちゃんを、次は別の奴に守らせてあげなさいよ。先に珠愛ちゃんの前から居なくなった、あんたが悪いんだから」


スミレさんの顔は笑っていた。