私の恋の行方。




進くんとは、メールはあまりやらなかったが、ある日、


「三田、じゃあ!」


と手をふってきたことから、どちらからともなく、廊下でも校舎外でも、すれ違うと手を降るようになった。


年代とかのせいもあり、少し恥ずかしかったが、

毎回のように手を降ってくる進くんに最近では恥ずかしさより、

照れのほうが勝つようになった。