一日目は、無事終了?

取りあえずお風呂が回って来るまでは、自由だ。
1クラス20分前後でローテーションするのでかなり慌ただしいのだが、初日祐也のクラスは最後だったので40分の余裕があった。

お風呂前で筋肉痛ようの薬を使う訳もいかず、ルームメイトどうしでマッサージをしたり、トランプなんかで遊んで過ごした。


40分経って浴場へ移動する。この日使ったのは大浴場でクラス男子16人で使うにはかなり広かった。

この後すぐに夕食なので、最後といえゆっくりは出来ない。

5分事に、先生がドアを開けて知らせに来る。

そんな忙しない入浴を終えて部屋に戻る途中、同じく部屋に向かっているクラスの女子に出くわした。


髪がいい感じに濡れていると異様な色気がでて、周りの男子がそれに反応しているのが手にとる様に分かった。

「ポチー」

真美の声、嫌な予感。

「んー?」

シカトする訳にもいかないので返事をした。

「見て見て、お風呂上がりだからあたしも美紗もノーブラだよー」

マテ!!

「お前良い身分してるよな」

「どうしたら、真美ちゃんみたいな子にあんな事言わせられるんだよ?」

「なんかムカつくわぁ」

口々に僻みを言う男子たち。