しばらく電車に揺られた後に楓先輩に促されて降りた場所は、目の前に海が美しく広がっていた…
「わ…あ!キレイですね」
はしゃぎ気味の私を横目に少し微笑んだ楓先輩は、
「そこの浜辺で少し話そう」
と言った。
ドキン…ドキン…
先輩と一緒にいられる嬉しさと、これから聞く話への不安を胸に抱えて、私は先輩の後に続いた。
駅から5分ほど歩いたところに浜辺はあった。
もう10月になるからか、人は私たち以外に見当たらなかった…
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