駅に着くと、すでに楓先輩がいて慌てて駆け寄った。 「おー、蛍。おはよ」 「せ、先輩!ごめんなさい」 「ん?あー、俺が早く会いたくて来た」 少し顔を赤くして楓先輩はそう言った。 私…少しだけ自惚れてもいいのかな? なんちゃってね。 「…蛍、早速なんだけど、ちょっと付き合ってほしいんだ」 「え、はい!」 私が答えると、楓先輩は切符を二枚買って一枚私に渡してきた。 切符に記されているのは、ここから一時間ほど電車に乗る所… どこに行くんだろう?