ハア…ハア… どれくらい走ったかな? 私はいつも落ち込んだ時や悲しい時に来る河原に足を運んだ。 「楓先輩…好きだよぉ……」 聞きたいのに…怖くて聞けない。 大好きなのに、覚悟ができない…。 私、椎名さんに言われたとおり、中途半端なことしてるかもしれない… 「う…ひっく…ぐす…」 辛くて、苦しくて、私はどうしていいかわからなくなってしまった。