「ただいまー」

家に帰ると、料理のいい匂い。あ、南々が料理してる。今日のご飯は何かな?

「なーな。」

家に帰ったら抱きついていいって言ったのは南々だもん。思う存分抱きつかせてもらうよ。

「きゃぁ!?」

想像通りの可愛い反応。やったね。

『仁志…反則……』

そうこうしているうちに、料理ができたみたい。南々の料理はいつも美味しい。いくらでも食べられる。

ご飯が終わって、次はお風呂。僕が先に入った。

出たとき、南々の姿が見当たらない。何処だ?

すると、ソファーで寝ていた。

廊下からは死角になって、見えなかったんだ。起こさないと、お湯が覚めちゃう。

さて、今日はどうやって起こそうかな。

よし、決めた。今日はちょっと変態なイタズラで起こす。

ゆっくり近寄って、耳を軽くかんでみた。

「ひゃんっ!!」

南々が飛び起きる。作戦大成功だ。

『へ、へんたい!!』

「そうだよ。僕、変態だもん。
南々がこんなとこで寝てるから、理性の歯止めが効かなくなっちゃった。
南々、責任とってよ。後で、僕の部屋に来てよ。覚悟しといてね。」

ちょっと脅して、僕は部屋に帰った。