片思い

「なんとか連絡は取れるんだけど、寮規則正しいし、練習も多くて東京になかなか帰れないらしい・・・・」

「遠距離恋愛とか大変だよね。でも頑張って!」

「うん☆」



―――放課後
スタバ行ってみようかな。
真哉居るかな?


私は真哉に連絡を入れず、スタバに行ってみた。

7月ってこんなに暑いかな?


15分弱でスタバに着く。
店内を覗くと真哉らしき人物は見当たらない。

肩を落として期待ハズレな結果にちょっと落ち込む。
せっかくなので何か頼もうとレジへ向かう。

「―――!?」


一個飛ばしたレジで注文しているのは真哉だった。
真哉だけなら動揺しないのだけれど、隣に女の子が居た。

しかも澪。


「ちょっと、あたしが抹茶ラテ頼むんだから!真哉キャラメルマキアートにしてよ!」