優しい場所


ちょっとまして
兄貴が風呂からでてきた

「で、なにするの?」

兄貴に聞いてみる

「寝るぞ」

「え、私 兄貴寝るのを
待たされてたの?」

「違う、一緒に寝るぞ」

「いやいやいや
私、そんな趣味ないよ?」

「だから、ちげーよ
お前 寝るのこえーんだろ?」

「だから、一緒に寝るんだよ
そっちのが、安心して
寝れるだろ?」

そおいいながら、寝室にむかった

私は、兄貴の言葉になにも
答えず、ただ後ろを
ついていった