私は、小さい頃
兄貴が大ッ嫌いだった
私は、親父の連れ子だった
だから、私だけ
お母さんから虐待をうけた
親父も、お母さんの味方で
私は家族で独りぼっちだった
それで、お母さんや親父に
可愛がられてる兄貴が嫌いだった
でも、小学校5年ぐらいの時
私は、ご飯をもらえずに
部屋にいた
そしたら、兄貴がきて
「これ、やるよ」
そお言って、たくさんの
お菓子やおにぎり、パンなどを
くれた
兄貴が貰ってたこづかいで
買ってきてくれていた
私は、それが
うれしくてうれしくて
思わず泣いてしまった
その日から、兄貴は
私に優しくしてくれた
ご飯をもらえない日は
買ってきた食べ物をくれた
あの日、兄貴は
私の大好きで大切な人になった
