花婿は誰にする?


「大丈夫か?」

頭上から、優しい声が聞こえた
上を向くと、とても透き通った目をした人だった
綺麗・・・

「・・?」

「あ、はい!ありがとうございます、大丈夫です!」


「そうか、ならよかった」

優しい微笑み・・
天使みたい・・・


「えへへ・・ごめんね、失敗しちゃった」

「あ、い、いいえ」


わ・・可愛いっ
女の私より可愛いかも・・・

「雲母美宵さん、だよね?」

可愛い子が聞いてきた


「あ、はい!不束者ですがよろしくお願いします」

そう言って笑うと、二人共なぜか顔を赤くしていた。

・・・・?



「あ、あぁえっと・・///僕は、愛子路結弥!よろしくね、美宵!」

「はい、愛子路さん」

名前まで可愛いなんて罪だよね・・

「愛子路さんってやめよ!結弥って呼んで!」

「は、はい・・結弥・・・・・くんっ」
「・・・///う、うんありがとう//」


笑い合ってると、もうひとりの綺麗な人が手を掴んできた
びっくり・・


「俺、水無月夜城。一回パーティーで会ったんだけど・・覚えてない?」

「え・・?あ、ごめんなさい・・思い出せなくて・・」