花婿は誰にする?


それから数日


私は転校も済ませ、新しい住居へと移動していた。

転校場所は、鈴藤学園というところらしい
詳しくはわからないけど・・友達できるといいな


「あ、田中さん後どれくらいかわかる?」

「もうすぐですよ。あ、見えてきました。あそこです」



つくと、そこは結構大きくて
自分の家よりは少し小さいけど、どこか気分を落ち着かせる雰囲気だった

庭もある!
花の手入れしないとなぁ


「それでは、私はここで失礼します、美宵お嬢様」

「あ、うん。送ってくれてありがとう!」

田中さんは、また一礼して帰っていった。




なんか、緊張するなぁ
ドキドキする気持ちを落ち着かせて、私は大きい玄関の扉を開いた


その瞬間

「待ってたよ!」


若干高めの声が聞こえたと思ったら、いきなり誰かに勢いよく抱きつかれた

「わっ!あわわ・・!」

勢いがあまりに過ぎて、後ろへ倒れる・・と思ったら誰かが後ろから支えてくれた



いきなりすごいお出迎え・・・!!