何言ってるんだろう
え?
結婚?
「何言ってるの?お父さん・・」
「・・美宵たんも、もう16だ。結婚できるとしだろう?・・・私だって不本意なんだが、お母さんから叱られちゃってね・・・」
「だからって・・」
もういっかい写真に目を戻した
写真は5枚あって、それぞれ違う人が映ってた
どの人も、魅力的だと思うけど・・
私には・・結婚なんてまだピンとこないもん
無茶だよ・・
「いうこと聞くのです。美宵ちゃん。」
「お、お母さん・・」
「夜宵・・・」
いつのまにか、扉のそばにお母さんが立っていた
どこか威圧感を感じる・・・
「これも、定められた運命なのです。というより、絶対です。美宵ちゃんのためでもあるのよ?」
「私のため・・?」
「そうよ、だって美宵ちゃんったら免疫がなさすぎてお店の男性定員にもしどろもどろじゃない!見てられないのよ!ママは!」
お母さんはわざとらしく泣くふりをしていた
女の人は全然普通に話せるんだけどな・・

