そして、今日呼び出されたのだ
「お父さん、話って何?」
いつものように、お父さんの書斎にやってきた私
このときは全然何を言われるかわかってなかった
「まぁ、そこに座りなさい」
「うん」
言われた通りにふかふかの黒いソファに腰掛けた
メイドさんが持ってきてくれた紅茶を口に含み、再度お父さんに問いかける
「で、何?」
「あぁ・・・まず、これ」
そう言って手渡されたのは数枚の写真
見てみると、なぜかとてもイケメンの男ばっかり
写真越しでもドキドキさせられそうなかっこよさ
でも
「この写真、なに?」
そう言うと、お父さんは肩をおおきく揺らした。
「・・・・――――くれ・・」
「え、なに?もういっかい言って?」
「その中の誰かと結婚してくれ・・」
え?

