花婿は誰にする?

夜城サイド


食事をすませて足早に部屋に戻った俺

ベッドに乱暴に腰掛けため息をついた


俺がずっと前からつけているネックレスをにぎりしめる


「覚えてない・・・か」


少し悲しくなった
覚えているかもしれないと勝手に思い込んでいたから

だけど美宵は覚えてなかった
しょうがないかもしれない

子供の時の話だ
覚えてないのも無理はないだろう


俺が、異常なだけだろ


19にもなって、子供の時の初恋が忘れられないなんて
しかもあっちは16だ


女とは付き合ったことはあるが全然好きになれないし
お見合いさせられたがどれも断った




それもすべて、あいつだから


美宵のことがすごく好きだから


このネックレスをはずせないのも・・・・


「末期症状かもな」


ふっと笑って俺はもう一度ネックレスを強く握り締めた