花婿は誰にする?


錦SIDE

夕食のあと俺はすぐに部屋に戻った
ベッドに腰をおろし、口元に手を置いた

「はぁ・・なんか調子狂うな、彼女」

そう、彼女
雲母美宵

どうにも、あの笑った顔は調子狂ってしまう

どうせ
女なんて少しかまければすぐにおちるような
軽い生き物だろ


彼女だってきっとそうさ


でも、
・・・・なんだろう



・・

俺は
彼女のことを


少しだけ
信じてみたいんだ




・・・・・きっと

裏切られるのが




オチかもしれないけど