花婿は誰にする?


リビングに向かうと、ソファに誰か寝そべっていた

寝ているのかな・・・?

「あの・・・この人は・・」

その瞬間寝ていた人の瞳がおおきく見開かれた

突然すぎてちょっとホラー的な驚きを覚えた
その人はむくっと起き上がると私の顔をじーっと見てきた


「・・・私の顔になにかついてますか?」


・・ああ
見すぎだよー・・
なんか恥ずかしくなる

少し目をそらすと

初めてその人は口を開いた


「この子が花嫁?」


「そうだ」





・・・・・・・・・・・
何この沈黙

あーそうか
もっと綺麗な人を想像してたから幻滅して声もでないんだ

そう思うと
なんだかジワリときてしまう・・
だけどなんとか抑えた


「・・・・・・・・・・・・可愛い」

「・・・へ?」



そう言うとその人は勢いよく私の手を掴んできた
少し驚く


「雲母美宵さんっ?俺、久留須祥一!すごく可愛いねっ!うさぎちゃんみたい!」

「う、うさぎ・・?」


この人、なんだか
ワンコみたい・・・