それはもう 突然だった 「美宵たん、この中の誰かを選びなさい」 「…………へ?」 それは、約五分前 ■ 私の名前は雲母美宵 周りからいうと、いわゆるお金持ちらしい そんな感じは全くないんだけどな 私はその長女 一人っ子だからなのか、お父さんやお母さんは私を溺愛してて いつも甘やかされてた気がする いや、でも私グレなかったよ ちゃんとした大人になりたいもん お父さんのように