たまに出たいと思うけど1人で歩いたらどこで発作を起こすかわからない

だから私はもうここから出たいと思わなくなった

この病院には院内学級があるらしいが私はいったことがない

たまにそれに疑問を抱く

普通に考えれば私はいま9歳

だから小学3年生の勉強を受けるはずだがお誘いやそこの先生すら来たことがない

白い部屋には

特定のお医者さんと看護師さんしか入ってこない

なんでなんだろうか…?

この部屋は1人部屋にしては大きいし個室にあるような冷蔵庫やTVテーブルなどがない

外の世界との連絡手段は全て遮断されている

でも一つ携帯電話が兄から渡されていた

それを暇つぶしにいじっていたので使い方はもうだいぶ詳しい方だ

唯一の楽しみとして私は携帯小説を書いている

その内容は皆様のごそうぞうにおまかせしよう

外の世界に憧れを抱き小説の中で知れる現実を外の世界の情報として頭に叩き込む

それでも本当背との世界を見たいという意欲は消えない