不器用幼馴染





「知、君!痛いよ!」


その声を聞いた途端、急に冷静さを取り戻した。


何やってんだよ、俺。


恥ずかしさのあまりその場から逃げ出そうとした。


でも、外は暗くなり始めている。


ここで一人で帰らせるのは危ないよな…。


「…送ってく。」