一夏の花


 いつからこんなにひねくれた。
 いやひねくれたわけじゃない。自分はなにも変わっていない。
 変わったのはいつも周りだけだ。しかも毎回毎回、悪い方にばかり変わっていく。運が尽きたか。
 いやここにいる時点できっと、とうの昔に運など尽きていたのだろう。

 ああ嫌だ。さっきの快楽はどこへ消えた。眠っているときは幸せになれる。



 ふと、もう一度眠りに就けばいいということに気付く。
 温い布団を、夢の続きを、もう一度。
 だが逃したものというのは、再び捕まえるのが難しかったりして。