一夏の花



吐き捨てるように言って屋上から階段に向かうドアを開ける。
 自然と足取りは軽かった。キツイけど。
 会話という会話が久しぶりで、ちょっと嬉しくて。
 階段を降りようとすると、「いつでも、待ってるから」と彼の声が追いかけてきて、口元が緩みかけてしまった。