一夏の花



 いつもにこにこしていて、人のよさそうな彼女。
 それに対して私の無愛想は流石に悪いと思うけど、口角を上げるのには筋肉をつかうのである。
「また来るわ」と言い残し、特大スマイルと共に去っていく彼女。
 

 三十路は迎えたのだろうか。体のラインが少し大柄な印象。彼女は看護師という未来をいつ描いたのだろうか。
 私よりも後か、先か。

 私も未来を描けるだろうか。私は少しだけ考えた。