一夏の花

驚いた。光の中に女性がいた。よく見れば面識のある看護師だった。


「具合はどう? よく寝てたわね、遠野さん」
 遠野知果(とおの ちか)とは私の名前。



一応聞こえているという合図にこくん、と首を縦に振っておく。