守るのは俺だけ

次の日、私の目は腫れている。

だって、あんなに泣いたんだもん。


「ちょ、百恵大丈夫?」

そう話しかけてくれたのは、凛。


「えっ、あっ、うん。
全然平気だよ。」

「なんかあったでしょ。
わかるよ。言ってみな?」

凛はなんだかんだいって優しい。

それに、恋愛のプロ。


「うん。」
そのあと、何があったのか全部話した。

そしたら
「それ、浮気?」

「わかんない。」

言われてほしくない言葉を言われてしまった。

「それかー。」

「それか?」

浮気以外にもあるのかと思うと
凛の言葉に耳を傾けた。