守るのは俺だけ

先生は何か、見つけたとか言い訳をつけて、隠したんだろとか言われたけど、
何とか説得した。



「はぁー。」

45分ぐらい、かかった。
正直、疲れた。


今日は部活動が無い日だから
ダメもいない。

さっさと帰るか。


昇降口に着きそうになったその時
誰かの影が見えた。


「池田君?………」


すると、こっちを向いて


「遅かったな。」

と言いながらこっちへ来て
手を頭の上に置いて髪をくしゃくしゃにしながら撫でてくれた。


「うっ、うん。…………
てか、なんでいるの?」

きっと、顔は真っ赤だろう。

でも、その前になんでいる?