守るのは俺だけ

「よし、じゃー、その紙探さねぇーとな。」

「え?いいよ、それは。」

「は?探さねぇーと相談された意味ねぇーだろ。」

キュン。何だろう。
ドキドキした。

相談するってこんなにいいんだ。

「あっ、ありがとう。」

「見つかってもねぇーのにお礼言われても困るんだけど笑。」

「あっ、でも色々と。」

「それじゃー、見つかってから言って。
まとめのお礼として。」


「うん!!!!!!」

いきなり、顔をあげたら、池田君は
少し、顔が赤かった。

気のせいかな?


そして、私達は人に聞きまくった。

でも、見つからない。

もー、何時間経ったんだろう。


生徒はいなくなった。