守るのは俺だけ

池田君は、イケメン!!

だけど、一人にしろってオーラだから、あまり、近寄らない。
だけど、隠れファンが多い。

「あのー、池田君?」

本を読んでいたので、どうしようかと思ったけど、人に頼りたい。って気持ちが強く、勇気を振り絞って話しかけた。

「ん?何?あっ、桜坂じゃん。」

顔を上げてくれたと思ったら、驚いた表情をした。

「うん、そのー、あの。頼りたいんだけど。」

頼るのは初かもしれない。
だから、なんて言ったらいいかわからない。

「おっ、珍しいね。
てか、意外と早く頼ってくれたね。」

まー、言うまでもない。
頼れって言われてから三日しか経っていない。


「うっ、うん。」

それで、裏庭に来た。

「んで、どーした?」

前の意地悪系とか逆に優しいどこか真剣な笑顔を見せてくれた。

「その、あのね。」
先生に呼ばれて、私のせいにされたこと。それで私を明日の放課後に呼ばれることを話した。