夏物語


ーーキーンコーンカーンコーン…



チャイムが鳴り、放課後。



日直だったことをすっかり忘れていた俺は、



校門からダッシュで教室に戻っていた。



夏廉はお人好しだから、こんなことでは怒らないと思う。



それでもやっぱり、もうしわけない気持ちからか、



そろりそろりと教室に入った。