自室に戻ると書類が山のように机に置いてあり呆気に取られたが目を通す事にした


「女王様！！女王様！！お聞きになられていますか？」


「ごめんなさいレンギョウもう一度お願い！」


「今日はライド国のキェネル様とティーナ様がいらっしゃるそうです」


「ティーナちゃんも来るの！」


「百合様からのご伝言ですくれぐれもご無礼のないようとのことです」


ティーナはキェネルの妻で人間とバンパイヤと魔女の血を受け継いでいる


私は天界をでたことがないからティーナに人間界の話をしてもらうのが毎回楽しみにしている


～数時間後～


お気に入りのピンクのドレスを着てロビーへ向かった


「お待ちしていましたわキェネル様、ティーナ様。そちらのお召し物とても美しいですね」


「ありがとうございます」


ティーナが来ていたのはいつもみたいなドレスじゃなくて今まで見たことのないものでクリーム色と紫色で所々にスイトピーが描かれていた


「ローズ百合様はいらっしゃるか」


ティーナの服に見とれているとそれを遮るかのようにダグルが話し出した


「お母様だったらさっきお庭にいらっしゃったからテラスへ行かれてみたらどうですか…ご案内いたしましょうか」


「いい…ティーナといてくれ」


「わかりました」


私はティーナが着ている物をずっと見ていると


「キェネルの家にあったの着物って言うのよローズも着てみる？」


「うん」


ティーナと私の自室へと移動した。


ティーナは呪文を唱えると着物が現れた。


ティーナは慣れたてつきでローズに着物を着させている。


「できたっと…ローズ鏡を見てとても似合っているわ」


ティーナが着せてくれたのは白がベースで所々に桜が描かれている物だった


「ありがとうティーナ」


あれ…この感じ前にもあったような


「そうだローズお庭に行ってもいいかしら」


「もちろん」