きっと…また屋上…

ガチャ…


「あ、花野…」


「うんっ…」


「あぁ…追いかけてきてくれたのか…」


「う、うん…」


「わるいな…花野のことあんま知らないのに…この前フったりして…」


「ううん…いいの…」


「俺な、亜希以外考えられないんだ…
夏祭りも去年2人で行って…
また行ったら…亜希との思い出が溢れ出しそうで…」

胸が苦しい…また一緒に…夏祭り…行きたい…

「そっか…あのね…?
私達と夏祭り…行かない…?」


ああ、何を言ってるんだろう…

さっき誘った女の子達も断られてたじゃん…

「亜希っ…」

優也が私の顔を見てつぶやいた…