ーーー回想ーーー 「ねぇ、もーすぐが花火が上がる時間だね」 「あぁ。そーだな」 「私、いいとこ知ってるんだ! 穴場だよ!」 「おぉ、そこ行くか」 「うん♬」 私が気に入っている穴場というのは、ポピュラーな川辺ではなく、少し離れた丘の上である 「へぇ、こんなとこあったんだ」 「すごいでしょ?頑張って探したの」 ヒューードン ちょうど花火が上がった