真紀side
優也がこっちを向いた
「あ、花野か…」
「うん…なんで、教室から飛び出して行ったの…?」
ああ、ダメだ…優也…
好き…
なんで届かないんだろう…
大好きなのに…
「花野には関係ない…ごめん…」
そーだよね。私、今は亜希じゃないもんね…
「そっか…」
「俺、亜希がいないと、俺じゃなくなるんだ」
「え?」
「亜希がいないと生きていけないんだ…」
もう…言ってしまおうかな…
私が亜希だって……
「私…本当は亜希なの……」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…